育ち過ぎてしまったので剪定してほしい|巨大赤松の剪定事例

剪定後の巨大赤松。全体が軽く感じられ爽やかさが出ている

今回は他の植木屋さんからご紹介戴いた「大きな赤松の頭を切りて落としてほしい」という80代の老人夫婦からのご依頼です。

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ご依頼の背景/課題

ご依頼主は、80代のご夫婦でした。

悩みの問題となっていたのは、庭に立つ一本の大きな赤松。

樹が伸びて2階の窓からの富士山が 見えなくなってしまった。

実際に僕も2階の窓の前に立たしてもらい、「ほら、見えんじゃろう」と一言、 この日は曇りで本当に見えませんでしたが

富士は何よりも大きい。見えないはずがない。と僕は剪定方法を考えた。

こちらの赤松さん推定齢120年。

お話を頂いてから謙遜の氣持ちで 研究と準備に1ヶ月ほど寝かせている間に5段式ユニックを仲間に迎え入れた。 赤松は切り口から冷えが入り樹を傷めてしまう。

今回はモコ松なのでいつもより多く切らざるを得ないを そのため古葉は蟲らず 寒さ対策とダメージを抑えることを意識した。

提案内容/施工で意識したポイント

富士山が見えないため松の頭を切り落としたいとのことでしたが、素晴らしい松だっため、「2階の窓から富士山が少しでも見えれば良い。」という条件であとは自由にさせていただけることになりました。

モコ松だからと枝ごと落としてしまうと 自然の流れが損なわれます。

そうしないように絡み合った糸を解くイメージ。3本以上が重なっている場合は強い枝から落としていき細い枝に入れ替えていくと、 優しい印象になる。

これを全部の枝ずつ丁寧に見ていくことで 枯れ枝を除去。 虫や菌などさまざまな状況に氣づけます。

また、光と風が通り抜けほとんどの原因を解消してくれます。

「富士山への視界を確保しながら、 松本来の美しさを損なわない技を心がけ松。」と御提案させていただきました。 高所で剪定しずらい場所は混み合いすぎて ジメジメしている様子です。

施工後

剪定前の巨大赤松。モコモコが素晴らしい。

Before

剪定後の巨大赤松。全体が軽く感じられ爽やかさが出ている

After

「こんなにたくさん切ったのに迫力が増している気がするわ。お父さん良い木だねえ。」

「ああ当たり前だ。 親父が植えた最高の木だからなにゃあ」 と誇らしげに語っておられた。
こうして施主が源氣になる姿を見ると 感動してしまう。

改めて植木屋さんという職に誇りをもち、 木の存在感に包み込まれるのだ。

ジョジョにじょじよに時間をかけて 良くしていきましょう。

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